今季から育成選手となったヤクルトの由規投手(26)が先発からリリーフに転向するプランが浮上していることが10日、明らかになった。

 右肩の故障などで11年以来、1軍登板はない。度重なる右肩の故障のため、通常よりも疲労回復には時間がかかる状況。肩への負担を考え、先発よりも少ない球数で済むリリーフで起用される見込みだ。

 リリーバー由規が、誕生するかもしれない。2軍の宮崎・西都キャンプで、9日のフリー打撃に登板した。カーブやスライダーを織り交ぜ、25球を投げた。前に飛ばされたのは4球だけ。3球で空振りを奪った。

 見守った宮本賢治2軍監督(56)は、今後の起用について「先発であれば、肩のことを考えて10日以上、間隔を空けなければ回復しない。リリーフで1試合おきに登板すれば(右肩の)回復まで時間はかからない」とリリーフ転向を示唆した。