改修工事が行われている楽天の本拠地コボスタ宮城で18日、天然芝の張り替えが終了したのを受け、球場内が報道陣に公開された。これまで人工芝だった内外野のフェアフィールド部分が天然芝に、マウンドと内野の一部は土に変わった。

 さらに、外野フェンスにも大きな変化が見られた。左中間部分のフェンスが、従来より大きく削られ、12球団で最も低い165センチの高さになった。その低いフェンスを越えた真下には、テーブルを囲む形態の観客席が設置され、まさに外野のエキサイティングシートだ。外野手が簡単によじ登れる構造になっているため、身を乗り出して本塁打をキャッチする瞬間を、目の前で見ることが可能になる。開幕1軍を目指す新人のオコエ瑠偉外野手(18=関東第一)はセンターの守備に定評がある。この低フェンスを使ったビッグプレーは、間違いなく飛び出しそうだ。【鈴木豊】