西武菊池雄星投手(24)が31日、先発する4月1日楽天戦に向け、コボスタ宮城で汗を流した。

 キャッチボールや体幹トレーニングなどで調整。投内連係では、マウンドの状態や天然芝となったグラウンドをチェックした。

 初の開幕投手を務めた前回オリックス戦では、勝ち星はつかなかったが、6回を2失点(自責1)にまとめ、チームのサヨナラ勝ちにつなげた。自身の今季初勝利へ、「早く1勝したい気持ちもありますが、ホッとしたいのが一番です。チームもいい状態できていますし、ピンチになっても慌てずに投げられれば、勝ち星もついてくると思う。とにかく自分ができることをやるだけです」。仙台は、初めて完封勝利(13年4月13日)を挙げた地だが、「投げやすい球場のイメージはありますが、対戦するバッターも違うので。また一からだと思います」と、表情を引き締めた。

 田辺徳雄監督(49)は「開幕戦のような投球をしてくれれば」と、期待を込めた。