ロッテのヤマイコ・ナバーロ内野手(28)が価値ある一打でデビューを飾った。銃刀法違反容疑で逮捕(不起訴)され、球団に開幕から4週間の出場停止処分を科されていた。

 「6番二塁」でスタメン出場。同点で迎えた8回は1死二、三塁から初安打、初打点となる2点二塁打を右中間に放った。試合は抑えの西野が同点を許したが、9回に暴投でサヨナラ勝ち。チームの連敗を2で止める活躍となった。

 「早く試合に出たい気持ちでした。(4週間は)10年ぐらいに感じました」と言って笑った。初球のチェンジアップをとらえた。「変化球が多いと思った。スライダーを待っていたが、後ろに体重が残って、いいスイングができた。初球から打ててよかった」と貴重な一打を振り返った。