オリックス先発の金子千尋投手(32)が、6試合目の登板でようやく今季初勝利を挙げた。3安打で三塁を踏ませず無四球で2年ぶりの完封。

 ここまで苦しんだ右腕は「僕が投げた試合で今年初めて勝った。それが何よりうれしい」とお立ち台で笑顔を見せた。

 福良淳一監督(55)も「点数がなかなか取れなくて金子もきつかったと思うが、よく頑張ってくれた。コントロールが良かったし、すべての球種でストライクが取れていた。本来の姿だった」とたたえた。チームの連敗は3で止まり、10勝(16敗)に到達した。