中日は初対戦の阪神横山にお手上げだった。安打は荒木の2本とナニータの内野安打だけ。緩急をつけた投球に翻弄(ほんろう)され、最後まで三塁も踏めなかった。

 谷繁元信監督(45)は「イメージよりもバッティングカウントでの変化球がうまく決まっていたかな。まあ相手のことを言っても仕方ない。切り替えてまた明日やっていきます」とサバサバ。

 5回途中7失点と大乱調だった吉見については「人間ですから。その中でも彼だったら…というのはありますが。91球のうち、直球も変化球も自分の思うような球は何球もなかったのでは」と話した。