巨人がパリーグ5位の楽天にも力負けし5連敗となった。交流戦は借金生活に突入し、シーズンの借金2も今季ワーストタイと危険水域に入ってきた。
幸先は良かった。4回、阿部が則本のカーブに反応。狙い球ではなかったが「少し飛びついた感じ」とかち上げた。滞空時間約6秒の高い放物線で3号先制ソロ。球団史上5位となる出場1885試合で、川上哲治を抜き同歴代3位の689長打。メモリアルな1発は連敗ストップへ最高の景気づけとなるはずだった。
後にも先にも、この1点だけだった。高橋監督も「(1点だけでの逃げ切りは)そんなことはないでしょう」と勝負の世界は甘くないと分かっていた。初回2死一、三塁、2回1死二塁を生かせず、先発田口は課題とする中盤の6回に2失点し逆転された。今の打線の状態では荷が重かった。
3~6番までは打率3割前後の打者が並ぶ。一方で1、2番の出塁率がともに3割に満たない。この日も1番橋本到、2番吉川の今季初コンビも出塁は吉川の1安打のみ。1、2番が出てクリーンアップでかえす形に持ち込めない。「理想はそう。でも今いるメンバーでベストと思ってやっている」と指揮官。阿部も「このままずるずるいきたくない」と話した。少しずつ反撃態勢を整えていくしかない。【広重竜太郎】




