日本ハム大谷翔平投手(21)が「リアル二刀流」で自身6連勝、7勝目を挙げた。

 DH制を解除して「5番・投手」で先発出場。投げては7回3安打無失点で11奪三振。最速162キロをマークした直球を有効に使い、スライダーとフォークを織り交ぜ、完璧にねじ伏せた。打者では2回1死から三塁強襲安打で出塁して先制のホームを踏むなどチャンスメーク。3打数1安打1四球で2得点と、奮闘した。

 交流戦のDH制がないセ本拠地の登板試合2試合を含めて「リアル二刀流」は5登板連続だったが、破竹の全勝。チームも今季最長タイ4連勝へと導いた。大谷は「タマタマ打線も点を取ってくれていますし、かみ合っている。自分はしっかり(投手として)最少失点でいければいいと思っています」と涼しく、快投&快打の一戦を振り返っていた。