3年ぶりの先発マウンドでソフトバンク上茶谷大河投手(30)が躍動した。日本ハム打線を6回5安打2失点に抑え、今季5勝目を挙げた。先発ではDeNA時代の22年9月9日の阪神戦(横浜)以来、1406日ぶりの白星となった。

立ち上がりから飛ばした。初回、先頭水谷をスライダーで空振り三振。2番水野を左飛に仕留め、3番レイエスは2球で追い込み高めの直球で空振り三振。「立ち上がりがすごくよかった。できすぎです」。

4回1死三塁から郡司に先制の左前打を許した。この日、1球だけ内角を突いたツーシーム。詰まりながらも運ばれた。悔しさもあったが「内角を攻めないと今後、先発ではやっていけない」と前向きに捉えた。6回100球を投げ9三振を奪った。同点に追いついた直後の5回、先頭の奈良間に1発を許した。制球ミスも大きな反省材料とし、さらに精度を上げるつもりだ。

打線が2-2の7回に大量4点を勝ち越して援護し、上茶谷が勝ち投手になった。記念球はユニホームの腹に入れて大切に持ち帰った。今季は中継ぎですでに26試合に登板し4勝10ホールド1セーブの数字を残していたが、「先発転向」の気持ちは持ち続け、調整を続けてきた。

試合後、小久保裕紀監督(54)は上茶谷の投球に賛辞を送った。「(先発ローテの)谷間に十分な役割を果たしてくれた。本気で先発を狙いにきて、調整期間も含めて取り組みがよかった。(上茶谷の存在は)かなり大きいです」。チームは18日からロッテ、オリックス、西武と球宴前最後の9連戦が待ち構える。先発が駒不足の中で、好投を演じた移籍2年目右腕がさらに存在感を示すつもりだ。【佐竹英治】

▼ソフトバンク上茶谷が先発して6回2失点で勝利投手。上茶谷の先発登板はDeNA時代の23年6月19日日本ハム戦(横浜)以来で、先発勝利は22年9月9日阪神戦(横浜)以来、4年ぶり。ソフトバンク加入後は15日まですべて救援登板だった。また、この日の白星で今季無傷の5連勝。上茶谷のシーズン5連勝以上は、プロ1年目の19年5~7月に記録した6連勝以来、7年ぶり。

ソフトバンク近藤(5回の左前タイムリーに)「チャンスで走者をかえそうと集中した。うまくコンタクトすることができた」

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