プロ野球巨人の野球賭博事件で、名古屋市の大学院生松永成夫被告(40=賭博開帳図利罪で起訴)を胴元役とする賭博に客として参加したとして、警視庁組織犯罪対策4課が賭博の疑いで、福田聡志元選手(32)を書類送検していたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。

 送検容疑は昨年、プロ野球の試合を対象に金銭を賭けた疑い。

 松永被告の客には元選手の笠原将生被告(25)=賭博開帳図利ほう助と常習賭博の罪で公判中=もいたとされる。笠原被告の起訴内容は、昨年の高校野球11試合に計330万円を賭けたとしている。

 笠原被告は別の胴元役だった元飲食店経営斉藤聡被告(38=賭博開帳図利罪で公判中)を手助けし、賭けに参加した疑いで逮捕、起訴された。

 組対4課は7月、賭博容疑で、斉藤被告の客だった松本竜也(23)、高木京介(26)の両元選手を書類送検していた。