中日の育成多村仁志外野手(39)が26日、ウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(ナゴヤドーム)に代打で出場し、決勝打を放った。

 4-4の8回1死一、三塁、「代打・多村」とコールされると大きな拍手が起こった。ソフトバンク3番手バリオスの142キロ直球を左前へ。多村は一塁ベース上でガッツポーズを見せた。「この3連戦は大事。みんなで一丸となって頑張っていきたい。今日はみんなが萎縮しているように見えた。今までやってきたことが小さくなっていたような。僕が気持ちを見せて、みんなでやっているんだと。1軍も2軍も関係ない。残り試合、ファームでできることをやっていきたい」と話した。

 3時間ルールのため、8回で試合終了。ウエスタン・リーグ2位の中日は首位ソフトバンクに2・5ゲーム差に迫った。