西武が完敗を喫し、今季のシーズン勝ち越しがなくなった。

 4カ月ぶりに先発した郭俊麟が3回に危険球退場。2回1/3を4失点(自責3)でマウンドを降りた。さらに3番手の藤原が5回に右膝に打球を受けて負傷降板。アクシデントが重なり、緊急登板したリリーフ陣が踏ん張れずに6回までに8点を失った。

 田辺徳雄監督(50)は郭俊麟について「久しぶりの先発だったが、制球が甘く打者が強く振れるところにボールがいってしまう。ファームではいい投球をしているけど、上で投げるとどうしてもカツカツになる」と苦言。緊急降板が重なって流れを呼び込めず、「今日は厄日だな」と苦い表情だった。