日本ハム栗山英樹監督(55)が絶妙なタクトで、自身4年ぶり2度目のパ・リーグ制覇へ王手をかけた。

 序盤は緊迫した展開に苦しみながらも、6回までに4点をリード。オリックスに1点差へと迫られたが、継投策で逃げ切りに成功した。直後にソフトバンクがサヨナラ負けを喫し、優勝マジックは、3試合を残してついに1になった。「本当に1つ勝つのが、ものすごく大変。もう思い切り、やってもらうしかない。選手を喜ばせたい」。27日西武戦(西武プリンスドーム)で、最大11・5ゲーム差からの大逆転Vの完結を狙う。