ヤクルトの新人・増居翔太投手(25)が池山監督の「親心」に応え、プロ初先発初勝利を挙げた。B’zの「さまよえる蒼い弾丸」を登場曲に、25年ドラフト4位左腕は3回まで完全投球。最速144キロの速球とスライダー、スプリットを軸に抑えた。4回に1点を失ったが、5回75球、2安打1失点。援護をもらい、うれしい白星をつかんだ。
「最初の1個は難しいと思いますし、ほっとしました。(登場曲は)小学校の時からいつ聞いても気持ちが上がるというか、要所要所で聞いてきました。4、5回と危ないピッチングをしてしまったので、そこはもっとより高みを目指していきたい」
池山監督は「ふた回り目の先頭に四球を与えた時はちょっと嫌な感じがしたけど、よく1点で抑えた」。この日の先発を直感的に決めたと言い、「神宮のいい舞台で投げて欲しいと思っていた」。いったん出場選手登録を抹消し、2軍で球数を多く投げさせて次回の1軍登板に備えさせる。
援護弾はオスナ。4回1死一、二塁で巨人井上のカットボールを豪快に左翼中段に運ぶ15試合ぶりの1発だった。6回以降は小刻みな継投で巨人の反撃を抑え、最後は新外国人キハダがNPB初登板から8試合連続でセーブを挙げ、プロ野球新記録をつくった。
チームは3カード連続の勝ち越しで、首位をキープした。
◆増居翔太(ますい・しょうた)2000年(平12)5月25日生まれ、滋賀県彦根市出身。彦根東では甲子園2度出場。慶大でリーグ戦通算17勝2敗、防御率2・32。ベストナイン2度。トヨタ自動車では24年の日本選手権で優勝に貢献し、MVP受賞。25年ドラフト4位でヤクルト入団。4月12日巨人戦で初登板。今季推定年俸1000万円。173センチ、74キロ。左投げ左打ち。



