マジック1の日本ハムは祈り通じず、優勝へ足踏みした。

 西武先発の岸に7回4安打と完璧に抑えられ、試合を有利に進められず完封負け。試合後は西武プリンスドームの大型ビジョンで、ビジターながら2位ソフトバンクとロッテの試合が緊急中継された。

 代打で二塁打を放った大谷翔平投手(22)を中心に一塁側ベンチで戦況を見守った。試合はソフトバンクが土壇場で勝利したため、優勝は28日西武戦(同)へ持ち越しとなった。

 ライバルの勝敗を待つ展開にも、栗山英樹監督(55)は「ぜいたく言ってられない。(優勝が)決まったほうがいいに決まっている」と断言。28日に先発予定の大谷へ「勝って下さい」と託していた。