ロッテ伊東勤監督(54)と鈴木大地主将(27)が7日、ヤフオクドームで、ソフトバンクとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージの共同記者会見に出席した。

 ロッテは3位通過だが、07年にCSが導入されて以降、ファーストステージで敗退したことは1度もない。8日の初戦を前に、伊東監督は「レギュラーシーズンではかなり水をあけられた感があって、相性的には不利かもしれない。でも短期決戦なんで、何が起こるか分かりません。いい流れを先に握れるように、最初から仕掛けていきたい。負ける余裕なんてうちにはない」と、得意の“下克上”へ意気込みを語った。キーマンにはアルフレド・デスパイネ外野手(30)、ヤマイコ・ナバーロ内野手(28)の両外国人を挙げ「彼らの集中力がいい方に出てくれれば」と期待した。

 鈴木は「僕らは挑戦者。失うものは何もない」と話し、「勝てばもっと先に挑戦できる権利を取れる。全員で頑張りたい」と引き締めた。