桜美林大・佐々木千隼投手(4年=日野)は、外れ1位でロッテに指名された。最初の1位指名では入札がなかったが、くじ引きを外したロッテ、DeNA、巨人、日本ハム、広島の5球団が入札。史上初の外れ1位で5球団による競合抽選の末、ロッテが交渉権を獲得した。

 佐々木は東京・町田市の同大内にある「荊冠(けいかん)堂チャペル」で会見を行った。都立高野球部出身者では初のドラフト1位指名で、桜美林大でも初の支配下指名となった。「最初の12球団のところで呼ばれなかった時は『このまま呼ばれなければどうしよう』と、すごい不安になった。指名していただいて本当に光栄」とホッとした表情を見せた。

 ロッテについては投手力が高いという印象を持つ。「涌井投手は小さいころから大好きな投手。同じ球団でプレーさせていただけるので吸収できれば。(伊東監督は)キャッチャー出身の監督。いろいろご指導していただければと思います。ロッテはファンと一緒になって戦っているチーム。ファンに愛されるような選手になっていきたい」と、意気込みを語った。