巨人が超隠し玉のドラフト史上最巨漢を指名した。7位に台湾人の廖任磊投手(23=リャオ・レンレイ)を指名。201センチ、体重125キロと規格外の巨体から最速152キロを投じる右腕だ。岡山共生高を卒業後、14、15年は米国に渡り、パイレーツのルーキーリーグでプレーした。その後は台湾・開南大に所属し、6月に卒業した。

 台湾の大学を卒業したが、高校3年間を日本で過ごしたため、ドラフト指名が必要で日本人枠となる。巨人は日本の複数球団の混成チームで参加した昨年の台湾ウインターリーグで廖と対戦し、圧倒的に抑えられたという。堤GMは「迫力がある投手がほしかった。あのパワーは日本人にはないもの」と評した。ビデオでチェックした高橋監督も「体が大きくて球に力もある」と感想を口にした。力強いフォームのパワーピッチャーだが、まだ粗削りで未完成の素材型。かつて巨人でプレーした200センチ、90キロの故ジャイアント馬場さんを超えるビッグな右腕が、将来の秘密兵器になるかもしれない。