ヤクルトが逆転サヨナラ勝ちした。
2-3で迎えた9回、巨人の守護神マルティネスから長岡秀樹内野手(24)がサヨナラ打を放った。打球はしぶとく中前へ。一塁に達すると、ベンチから飛び出してきたチームメートから歓喜のウオーターシャワーを浴びた。
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ヤクルト長岡は工夫を重ねながらシーズンを戦っている。今月5日の中日戦。打席に入る前に、じーっとヘルメットのツバを確認していた。
「結構打席の中で意識することが多い。打席に立つ時に『ここをこうしてこうしてこうしてああこうして』とやっていたら結構キリがないところがある。ちょっと意識するポイントを書いていたという感じです」
きっかけは前日4日の同戦。チームは14安打11得点で大勝したが、自身は5打数1安打だった。「みんなが打っていた。僕も打ってやろうという気持ちも大事ですけど、その中でちょっと打つべき球じゃない球を追いかけすぎた部分もあった」。6項目あり、「構えの時点で入って、ステップ、スイングの瞬間は書いています」と説明した。頭の中を整理し冷静に打席に向かうための工夫を実施。5日は同点の右前2点適時打を含む2安打と活躍した。
ツバの内側に紙を貼る工夫もしていた長岡。この日は今季初の4安打と固め打ちし、サヨナラ打も放った。「自分で決めてやろうっていう気持ちで」。冷静でありながら闘志は熱い。【塚本光】



