日本ハム岡大海外野手(25)がスーパーキャッチでチームを救った。

 9回1死の守備だった。この回に中堅から右翼へ守備位置を変更。代打小窪の打球が右翼ポール際へ飛んだ。岡は左後ろへの打球を懸命に背走。最後は左腕を思い切り伸ばして、フェンスに直撃する寸前の打球を捕球。同時にフェンスに体を衝突させたが、ボールはグラブから離さなかった。「無心でした。勝負しにいった」と、ビッグプレーでマウンド上の宮西を盛り立てた。

 中堅を守っていた4回2死一塁の場面では、手痛い連係ミスがあった。エルドレッドの前方への飛球を、右翼の近藤が猛ダッシュ。落下点に入りながら勢い余って通過して落球。適時失策で広島に先制点を許していた。中堅の岡が捕球することも可能だったこともあり「ああいうミスをしていたので、何とかしたかった」。9回は2死から満塁までピンチが広がっただけに、岡のプレーがチームに勝利を呼び込んだ。