「NPBアワーズ2016」の表彰式が28日、都内で行われ、パ・リーグ最優秀選手賞(MVP)に日本ハム大谷翔平投手(22)が輝いた。

 「日本一になって、そこを評価して頂いたという気持ち。個人的にうれしいです。優勝しないと取れないと思っていたので」と喜んだ。

 受賞会見で「今季の自分にかける言葉は」と聞かれると、「しいてあげるなら、『前半から頑張れ』ですかね」と、投手として3、4月未勝利だったことを反省して、笑いを誘った。

 大谷は、ベストナインでは「投手」と「ベストDH」を史上初めてダブル受賞し、“3冠”を獲得。プロ4年目の今季は投手として10勝(4敗)、防御率1・86、打者として打率3割2分2厘、22本塁打、67打点、104安打をマークし、投打二刀流でチームの日本一に貢献した。