プロ野球経験者が学生を指導するための学生野球資格回復制度のアマ側研修会が10日、都内で行われ123人が受講した。

 今季限りで引退した元中日の多村仁氏(39)は母校・横浜(神奈川)への思いを語り、「私がいるのは高校野球のおかげ。培ってきた技術や知識を生かし、ちょっとでも指導できるようになれば。母校だけでなくそういう話をもらえたら」と高校野球の指導に意欲を見せた。

 元ロッテで新日鉄住金かずさマジックの渡辺俊介投手兼コーチ(40)は「大学生にピッチングを見て欲しいと言われても、できない壁があった。求められることに応えていければ」と実感を込めた。