2月に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、5月に懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を受けた元プロ野球選手清原和博氏(49)が、事件後、初めてTBSの取材に応じ、24日放送の「新・情報7daysニュースキャスター」(土曜午後10時)で取材内容の一部が紹介された。

 清原氏は冒頭、「このたびは世の中の皆様、そして野球に携わる少年野球からすべてのプロ野球、そして名球会、高校野球、野球ファンの皆様を大変失望させてしまい、罪を犯してしまい、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 その後、「保釈された後、すぐに病院に直行しました。ずっと部屋の中でカーテンを閉じたまま」と語ると、自身の報道を「さすがに見られなかった。保釈されてからももほとんどテレビは見ていません」と近況を紹介した。

 薬物をやめられたのかどうかには「やめられたという言い方は言いづらいですが、1日1日、今日は使わなかった。じゃあ明日も頑張ろうという1日1日の積み重ねです。今は。本当に恐ろしい薬物で怪物で悪魔。そのささやきと闘い続けるのは一生続くものと思っています」と語った。他に、留置場では114番と呼ばれていたことも明かした。また「息子に会いたいです。会いたいです」と家族への思いも明かしている。

 番組では、収録が先週行われ、3時間におよぶインタビューだったと紹介された。インタビューにあたり、尿検査を実施し、覚醒剤の検出は認められなかったという医療機関の証明書を発行してもらったとした。29日午後9時から、同番組の特番でも放送される。