日本野球機構(NPB)と12球団によるプロ野球実行委員会が23日、都内で開かれ、今季から実施される併殺崩しの危険なスライディングを禁止するルールについて、リプレー検証の対象とすることが決まった。リプレー検証はスライディングが適正かを判断するために行い、アウトかセーフかのタイミングの判定には用いない。

 NPB・井原敦事務局長は「セカンドコリジョンについては、リプレー検証の対象になります。リプレー検証は審判が判断して、リプレー映像によって検証するもの。セカンドコリジョンについてのリプレー検証なので、二塁上のアウト、セーフの検証ではありません」と説明した。

 昨季導入された本塁でのコリジョン(衝突)ルールでは、本塁上の衝突の有無とともに、アウト、セーフの判定でもリプレー検証を採用していた。

 悪質なプレーには警告が出され、同じ選手が2度警告を受けると退場となる。危険極まりないプレーと判断されれば1度で退場の場合もある。NPBは25、27日に12球団の担当者への説明会を開く。