広島の2軍キャンプは日南入り後、初めての休日。毎年の恒例行事として、ルーキーが日南市内の小学校を訪問。日南市立吾田小学校を訪れた。5、6年生126人と自己紹介や質問タイムを行い、大きな歓声を浴びていた。

 小学生からもっとも人気を誇っていたのは、ドラフト5位のアドゥワ誠投手(18=松山聖陵)。自己紹介から「この見た目ですが日本語しか話せません」と言ってハートをつかんだ。質問コーナーでは「野球を始めた頃に苦労した話」を問われて、ドラフト2位の高橋昂也投手、4位の坂倉将吾捕手、6位の長井良太投手がエピソードを披露するなか「僕は…。最初からうまかったです」と答えて笑わせた。

 その後のグループディスカッションでは196センチの長身を生かして飛ばずにダンクシュート。大きな手を見せるなどして盛り上げた。最後は「僕は勉強が出来なくて苦労したので、みんなはやっているスポーツはもちろん、勉強も頑張ってください」とあいさつ。最後まで笑いと拍手に包まれていた。【広島担当=池本泰尚】