球場に行ってみるまで、何が起こるかわからない!? 日本ハムが前代未聞の珍チケットを発売することが17日、分かった。開幕2戦目となる4月1日西武戦(札幌ドーム)がエープリルフールであることから、同日に、「嘘」をテーマにしたハプニングチケットを企画。何がうそなのか、何が起こるのかは、当日にならないとわからない、ドキドキのチケットだ。

 試合展開とは別の部分で、スリルを味わうことができそうだ。開幕2戦目となる4月1日西武戦(札幌ドーム)で日本ハムが企画する珍チケットは、「うそ」にまみれている…ようだ。球団関係者は「来ていただくまで、何が起こるかわからないです。もしかしたら、このチケットを買っても、何もついてこない、かもしれません」とほくそ笑んだ。

 当日がエープリルフールであることが、起案の発端。ファンに明かされるのは、S指定席5200円、A指定席4200円など、席種によって違う金額だけ。ただそれすら「うそ」である可能性も否定できない。球場に足を運んでみたら、「実はS席2000円でした」なんてうれしい「うそ」かもしれないし、「本当は10万円です」と悲惨な「うそ」に泣かされるかもしれない。

 とはいえ、ファンサービスファーストを活動方針に掲げる日本ハムが、そんな情け容赦ない「うそ」をつくとは考えにくい。あくまでも予想だが、もしかしたら「試合後に選手が遊びに来てくれる」「クライマックスシリーズのチケットも付いている」「優勝時の胴上げに参加できる」「優勝旅行に同行できる」…などなど、夢のような「大うそ」が秘められている可能性もゼロではない。

 詳細は近日中に発表される見込みだが、球団関係者は「勇気のある方はお買い求めください」。昨季、最大11・5ゲーム差からの「うそ」のような大逆転優勝を果たした日本ハムが、どんな「うそ」を用意しているのか。ファンの胸に宿るドキドキだけは、「うそ」ではない。