故障者続出の日本ハムに新たなスター候補が合流する。2年目の平沼翔太内野手(19)がプロ初昇格することが17日、明らかになった。

 敦賀気比(福井)時代は、15年センバツでエース兼4番として日本一に輝いた。プロ入り後は遊撃手も、現在は右肩痛のためイースタン・リーグでも指名打者(DH)で出場している。1軍では代打デビューが濃厚だが、結果を残せば故障離脱中の大谷に代わるDH起用の可能性もある。昨年の日本一ながら最下位に低迷するチームの起爆剤として期待される。

 ◆平沼翔太(ひらぬま・しょうた)1997年(平9)8月16日生まれ、福井県福井市出身。小学6年から中学まで、元阪神の故小林繁さんが総監督を務めたオールスター福井に所属。敦賀気比では春夏3度の甲子園に出場。3年春には全5試合を一人で投げ抜いてチームを北陸勢初の優勝に導くなど、甲子園では通算10勝2敗。15年ドラフト4位で日本ハムに入団し、ルーキーイヤーの昨年は2軍で91試合に出場。打率2割4分3厘、0本塁打、15打点。今季年俸は520万円(推定)。179センチ、78キロ。右投げ左打ち。