また一つ、球史にその名を刻んだ。中日涌井秀章投手(40)が6回1失点で今季初勝利。史上6人目の22年連続勝利をつかんだ。プロ1年目からは石川(ヤクルト=24年)、米田(近鉄=22年)に次ぐ3人目の快挙。高卒新人に限れば米田に並んで最長となった。
6月14日の日本ハム戦(エスコンフィールド北海道)では6回途中10安打5失点でKO。翌15日に2軍に降格した。6月21日、40歳の誕生日はファームで迎えた。再昇格したのは7月4日。勝ち星はつかなかったが、巨人戦(バンテリンドーム)で7回1失点の好投でローテーション投手の座を取り戻した。
チャンスは逃さない。5回に1点を失ったが、崩れなかった。打線も援護した。初回、岡林勇希外野手(24)が今季1号の先頭打者アーチ。石川昂弥内野手(25)も6号3ランを放ち、4点を先行した。5回にも石川昂の適時打でリードを広げた。涌井には十分な援護だった。チームを今季5度目の3連勝に導いた。
数々の記録を打ち立て、勲章を手にしてきた。沢村賞も獲得。4度の最多勝利タイトルも手にした。3球団での最多勝獲得はNPB史上初めてだった。24年には通算2000奪三振を達成。そして通算167勝目で22年連続勝利。05年から始まった“歴史”は22年目に入っても、新しいページを増やしていく。



