阪神能見篤史投手(37)の今季初勝利はまたもお預けとなった。

 1回1死から荒木に中前打を許し、平田、ビシエドと2者連続四球で満塁。直後の藤井の内野ゴロを三塁手キャンベルがファンブルして先制点を献上した。続く堂上にも中前適時打を浴びた。2回以降は無失点に抑え、6回5安打2失点で降板した。

 能見は「立ち上がりどうしても慎重になってしまった部分はありましたが、中盤から投球テンポを意識的にあげてゲームのリズムを作ることを心がけました。初回以降は低めにボールを集める事で、6イニングでしたが粘り強く投げる事ができました」とコメント。開幕から5試合で0勝2敗とまだ勝ち星が手に出来ていない。