“金森効果”で開幕4連勝を果たした。

 2点リードの9回無死一、二塁から登板したドラフト候補のエース左腕・木場涼佑(4年=金足農)が暴投や適時打などで4点を失い、2点のビハインドで迎えた9回裏。2死満塁まで攻め立て、4番小笠原翔太外野手(3年=角館)が外角高めの直球を振り抜き、ライト頭上を破る逆転サヨナラ二塁打を放った。

 打席へ入る前に、4月から就任した元西武の金森栄治コーチ(60)に助言されていたことを明かした。「わきをしめて内からバットを出せ」と言われたといい、小笠原は「自分の悪いところを指摘してくれた。4番の自分が(試合を)決めようと思った。(勝って)しびれました」と最高の笑顔を見せた。

 逆転サヨナラ勝ちを演出した金森コーチは「野球ってどんなものかって分かっているつもりだったけど…。野球は何が起こるか分からない。選手はよくやった」と褒めたたえた。