DeNA筒香嘉智外野手(25)が、2号3ランを放った。

 5回無死一、二塁の場面で、ヤクルト原樹里が投じた146キロの直球を左中間スタンドへ運んだ。この日から球団の新たな取り組みとして、トラッキングデータの数値を本塁打に限り発表。筒香の1発は打球速度159キロ、打球角度35度、推定飛距離116メートル、最高到達地点33メートルだった。

 昨季の横浜スタジアムでのチーム平均速度は158キロで角度30度。大きな弧を描いたアーチだった。

 今季初めてのお立ち台では冷静だった。「(打った瞬間は)普通です。自分の成績よりチームのことが大事。自分のことはどうでもいい」と冷静に本塁打を振り返った。さらに1失点で完投し今季初勝利を収めた井納翔一投手(31)を「後ろ姿がすごいかっこよかった。15勝くらいしてくれると思う」と、先輩を持ち上げ笑いもとっていた。