ソフトバンク中田が8回2失点の粘投で今季3勝目をあげた。3回、細谷に2点適時打を中前に許し、先制点を献上。終盤まで援護がなく、黒星濃厚だったが、打線が9回に3点を奪って逆転し、勝ち星が転がり込んだ。

 「先に点を取られたけど、何とか2点で我慢した。(味方を)信じて投げていた。(9回は)すごい展開でしたね。監督の誕生日だったので、何とか勝ちをもっていきたかった」

 今季最多130球の熱投。要所でフォークが決まり、追加点を与えなかった。9回は守護神サファテが登板したため、今季30試合目でチーム初の完投はならなかったが「早いうちに長いイニングを投げたいと思っていた。中継ぎを休ませることができたので、これを続けていきたい」と、手応えを口にした。

 これで中田は14年の移籍後、ZOZOマリンでは5戦4勝。相性のいい千葉でまた白星を稼いだ。