日本ハムがレギュラー2人を欠く緊急事態に耐えて、連勝を5に伸ばした。

 試合前に正遊撃手の中島が5日の試合で負傷した左かかと痛で出場選手登録を抹消。首位打者の近藤も5日に死球を受けた右膝の打撲のため、スタメンから外れたが、代役が奮起した。

 中島の代わりに「9番遊撃」でスタメン出場したルーキー石井一が4打数2安打1打点。近藤の代わりに「3番DH」でスタメン出場の矢野も2打数1安打2打点と活躍。投げては開幕投手を務めた有原が、苦しみながらも7回2失点と粘り、6試合目の先発で今季初勝利を挙げた。

 栗山英樹監督(56)は「有原が勝たないと、どうにもならないという感じもあった。本当に良かった。タク(中島)とコンちゃん(近藤)がいないのは痛いけど、自分のポジションを取っていくというのは、こういうこと」と、大きな1勝に手応えを感じていた。