ソフトバンク工藤公康監督(54)の今季初抗議も実らず、連勝は5で止まった。0-1で迎えた5回、先頭島内が中前打で一気に二塁を狙った。柳田からの返球を受けた今宮が追いタッチでアウトをアピールしたが、判定はセーフ。島内も二塁上で天を仰ぐポーズをしたため、工藤監督は身ぶり手ぶりを交え、二塁塁審に抗議したが、判定は覆らなかった。

 「普段アピールしない選手が珍しくアピールしていたので。(塁審の説明は)足にタッチした時にはもうベースについていたということでした」

 寺原はその後、安打と四球でピンチを広げ、無死満塁から茂木に左翼ホームランテラス席への満塁弾を被弾。試合の流れを決定づける1発となっただけに、今宮も「感覚的にはアウトかなと思ったが、審判の判断なので。アウトに見えるようにもっとしっかりタッチしないとダメですね」と、結果的に満塁弾へとつながったワンプレーを悔しがった。