左太もも裏の肉離れで戦列を離れている日本ハム大谷翔平投手(22)の復帰が、秒読み態勢に入ってきた。千葉・鎌ケ谷でリハビリを行った23日、遠投やマシン打撃をこなし、「もうちょっとで(全体メニューに)合流できると思う。復帰は時間の問題」と前向きな言葉が飛び出した。1軍が試合のない今日24日は、栗山監督が直接視察に訪れる。

 全力ダッシュや急ブレーキなど、患部に負担のかかるメニューはまだ行っていない。だが大谷は「トレーナーと相談してやっています。再発が一番よくないという考え」と説明。まだ走れないのではなく、制限をかけて慎重を期している。今週末には、屋外でのフリー打撃も再開する予定。今日24日の2軍戦(鎌ケ谷)は斎藤が先発予定で、栗山監督は「鎌ケ谷に行きます。斎藤を見に行きます」と話したが、大谷の状態チェックもまた、わざわざ足を運ぶ理由のひとつであることは間違いない。

 球宴のファン投票中間発表は、この日も大谷がDH部門で1位をキープ。「申し訳ないなと思います。投票してもらえたことはありがたいけど、これだけ(試合に)出ていないし、素直に喜べない」と、複雑な胸中は明かしたが、復帰後のプレーで、ファンに感謝を伝える。【本間翼】