ロッテは逆転負けで2連敗を喫し、借金が今季最多の21となった。

 初回に2点を先制されたが、打線が奮起。5回まで4点を奪い、一時逆転した。今季4度目の2ケタ11安打を重ねた。

 だが、守備の乱れもあり、救援陣がリードを守れなかった。

 4-3の6回1死一、二塁で、2番手有吉は上林を遊ゴロに仕留めた。遊撃三木が二塁カバーに入った鈴木に送り、2アウト目。ところが、鈴木が一塁に悪送球し、その間に二塁走者が生還。追い付かれた。すると、7回に有吉が満塁を招き、最後は内川に決勝満塁本塁打を打たれた。鈴木は「僕のミスです」と、悔しさを押し殺すように話した。

 伊東勤監督(54)は「途中までは行けると思った。今日ぐらい粘る野球をすれば、まだチャンスはある。現状では、目いっぱい」と、一時逆転したことは前向きに捉えた。ただ、投手陣が計7四球。本塁打4発を打たれた。「余計な塁を与えると大量点になる」と嘆いた。

 それでも、最後は「もうちょっとです。頑張りましょう」と、苦しいチーム状況にも前を向いた。