広島緒方孝市監督(48)が交流戦を前に会見を開いた。昨季は「神ってる」が生まれるなど、ペナントレースを制す上で分岐点となった18試合だ。30日の西武戦から始まる交流戦を前にした指揮官の談話は以下の通り。

 -交流戦への準備

 緒方監督 まったく知らない相手ではない。ある程度、選手のなかに、戸惑いはないとは思う。準備としてはスコアラーのデータ、映像をもって、野手、投手がイメージをしっかり持って、試合に臨むのが1番大事。

 -投手は間隔をつめる

 緒方監督 現状、そういう現状。交流戦6試合。交流戦でけが人も戻ってくると思う。とは言っても現状でしっかり投げてくれている選手が、先に投げてもらう形じゃないと、6連戦を戦えない。正直、苦しいのは苦しいです。交流戦が終わってリーグ戦が再開するまでにはしっかりとまた投手陣の形も出来ると思う。出来る前にしっかりと戦っていく。大きな連敗をすれば取り戻すのは厳しいのでね。1試合1試合をしっかり大事にやっていきたいと思います。

 -DHがある

 緒方監督 DHがあるのでね。現状で対戦も少ない、データも少ないなかで。好調な選手というのを起用するようになるとは思う。そのなかでカープの野球であるつながりを大事にした攻撃。どういう打順をまた組んでいくかというのは、打撃コーチもしっかり考えてくれると思う。かと言って上位というかレギュラークラスのメンバーというのはそう簡単には変わらない。

 -昨季は神ってるが生まれた

 緒方監督 こっちも情報が少ないように、相手のパ・リーグも細かな情報というのは少ないだろうし。そういったなかで、考えすぎずに、自分のプランをまとめたなかでの打席で、思い切ったスイングなり、作戦はしていかないとね。後手後手に回らないように。

 -そういう選手が出てくれば勢いに乗る

 緒方監督 今は安部が首位打者。交流戦でアピール出来る、注目もされる期間になる。活躍する選手が出れば、チームとしても勢いがつくよね。6連戦は1つの試合、プレーで流れで変わるからね。悪い流れにならないように。1試合、1試合というのは選手も分かっているだろうし。