オリックスが逆転勝ちを決め、ソフトバンクと並び首位タイに再浮上した。
1点を追う8回に試合を振り出しに戻し、1-1の同点で迎えた9回だった。この回先頭の1番宗佑磨内野手(29)が左前打で出塁。続く2番渡部遼人外野手(26)は初球を投前へ犠打を決めた。1死二塁と好機を広げ、3番西川龍馬外野手(31)が中前へ勝ち越し打。先頭が出塁し、次打者が送って、クリーンアップで決める。定石通りの攻めで接戦勝負をものにした。今季はこれで1点差ゲームの勝敗は3戦全勝。試合後、岸田護監督(44)も納得の表情だった。
「宗から始まり、渡部のバントも初球でね。流れは良かったと思います」
この日相手先発の松本晴に4回2死まで完全投球を許し、7回まで散発3安打に抑え込まれていた。二塁すら踏めない状況が続いたが、試合終盤で左腕を攻略した。「少ないチャンスをものにできた。最後まで集中力を高くやってくれた証拠。本当にナイスゲームでした」とナインをたたえた。
投げては先発の新助っ人右腕、ショーン・ジェリー投手(28=ジャイアンツ)が来日初勝利こそお預けも、6回を投げ1失点の好投を見せた。7回以降は山崎颯一郎投手(27)、椋木蓮投手(26)、アンドレス・マチャド投手(32)がノーヒットリレー。リリーフ陣も奮闘し、ホークス打線に追加点を与えなかった。
ソフトバンクとは今季初の顔合わせだった。昨季は7勝16敗2分け。パカード別で唯一負け越しを許し、勝率3割4厘と散々だった。「ソフトバンクのカードは今年初めてだったけど、勝ち越せたのは良かった」と岸田監督。次戦以降にも勢いが出る戦いぶりだった。



