ソフトバンクが1969年(昭44)の南海時代以来、49年ぶりにオープン戦7連敗を喫した。9回に嘉弥真が1点リードを守れず逆転サヨナラ負け。勝敗度外視のオープン戦とはいえ2勝7敗1分けと低空飛行が続く。工藤監督は「めったにないね。課題が出た方がいいこともあるけれど…。いろいろあります」と肩を落として帰りのバスに乗り込んだ。

 今季初めて柳田、内川、デスパイネでクリーンアップを組むベストオーダーで臨んだ。選手個々は状態を上げてロッテを3本上回る9安打を放ったが、3点しか奪えなかった。右脇腹の軽い張りがあった柳田が4打席立って問題なしをアピールし、左ふくらはぎを痛めていた内川も一塁を5イニング守った。内川が「試合に出ていく中で流れをつかんでいく」と話すように、開幕までの6試合で、総合力を上げていくしかない。【石橋隆雄】

 ▼ソフトバンクが6日西武戦から1分けを挟んで7連敗。オープン戦の7連敗以上は15年日本ハム以来だが、チームでは1分けを挟んで10連敗した69年以来49年ぶり。