◆野村克也(のむら・かつや)1935年(昭10)6月29日、京都府生まれ。54年峰山高からテスト生として南海(現ソフトバンク)に入団。57年に初の本塁打王となり、61年からは8年連続で本塁打王を獲得。65年には2リーグ制後初の3冠王に輝いた。70年から77年まで南海の監督を兼任し、73年にはパ・リーグ制覇。77年9月に監督を解任され、78年にロッテへ移籍。翌79年から2年間西武でプレー、45歳まで現役を続けた。「生涯一捕手」の信念を貫き、通算3017試合出場はプロ野球記録。89年に殿堂入り。90年ヤクルトの監督に就任。9年間で4度のリーグ優勝を果たし、うち3度日本一。他球団を戦力外になった選手を再生させる手腕は「野村再生工場」と呼ばれた。99年から阪神の監督に就任したが3年連続最下位で辞任した。06年から楽天の監督に就任、09年4月29日に史上5人目の1500勝を達成した。

 現役通算成績は打率2割7分7厘、657本塁打、1988打点。首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回で、MVPに5回選ばれた。家族は沙知代夫人(69)と3男。175センチ、80キロ。

 [2009年10月3日21時34分]ソーシャルブックマーク