千葉市は27日、プロ野球千葉ロッテマリーンズの本拠地、千葉マリンスタジアム(美浜区)の新名称が「QVCマリンフィールド」に決まったと発表した。

 市によると、テレビショッピングを展開する地元企業のQVCジャパン(同区)と、年間2億7500万円で来年3月から約10年間、命名権を含むスポンサー契約を結ぶことで基本合意した。

 スタジアムで同日記者会見した千葉市の熊谷俊人市長は「ファンの心情に配慮した名称で、地域貢献の表れだ」と評価。同席したQVCジャパンの佐々木迅社長は「愛される施設になってほしい」と期待を込めた。

 ロッテの瀬戸山隆三球団社長も「来年は、新名称の球場で日本一になりたい」と述べた。

 千葉市は11月にスポンサー企業を公募。応募した4社の提案を審査し、QVCジャパンを交渉相手に選んで詰めの協議を進めていた。

 同社は、テレビショッピングの24時間番組などを配信する米QVCと、三井物産が合弁で2000年に設立。国内では01年から放送を始めた。

 [2010年12月27日20時1分]ソーシャルブックマーク