オリックス金子千尋投手(27)が神戸市内で、右肘の遊離軟骨と骨棘(こっきょく)を除去する手術を受けた。10日に退院し、1週間後に抜糸。18日にはキャンプ地の宮古島に戻ってリハビリを開始する。回復が順調なら1カ月後にボールを握り、2~3カ月で実戦に復帰する見込み。金子千は昨年自己最多の17勝を挙げ、2年連続の開幕投手が確実視されていたが、7日に右肘の違和感を訴えて緊急帰阪していた。報告を受けた岡田彰布監督(53)は「中途半端はだめ。焦らせても仕方がない」とエースの完全復活を待つ構えで、他の投手陣の競争激化に期待した。

 [2011年2月9日20時22分]ソーシャルブックマーク