セ・リーグが東日本大震災後も当初の予定通り、3月25日の開幕を決めたことに、仙台市民からは疑問の声があがった。18日、市内で男女27人に聞き取り調査を実施。「パ・リーグの開幕が4月12日に延期されたことをどう思うか」「セ・リーグが予定通り3月25日に開幕することをどう思うか」の2点を聞いた。

 パの延期には、21人と大半が理解を示した。「妥当な判断」(40代男性サービス業)「開幕カードの券、買ったけどしょうがない」(40代男性建設業)など。

 セの決定には18人が否定的で、厳しい意見が続いた。「巨人ファンだったけど、やめます」(30代男性会社員)「節電と言われているのに」(10代女性会社員)「水もガスも出ないのに、こうこうと照らされた球場でやるのはどうなのか」(40代主婦)など、大量の電力消費に反対が多かった。

 賛成は4人と少数派。「日本全国、沈んでも被災者も悲しい」(20代女性サービス業)「それぞれ考えがある」(70代男性無職)など。