東日本大震災からの復興を願ってプロ野球75選手がサインを書いた「東北復興祈念色紙」の展示が27日、JR仙台駅で始まり、楽天からフリーエージェント(FA)宣言して米大リーグ入りを目指す岩隈久志投手(30)と、社会人時代を仙台市で過ごしたソフトバンクの摂津正投手(29)が除幕式に参加した。

 岩隈は「まだ(移籍先は)決まってないが、さらなる挑戦に向けて皆さんに明るいニュースを届けられるように頑張る」とあいさつ。摂津も「またこのようなことができるように、プロ野球を盛り上げていきたい」と意欲を示した。

 ソフトバンクから大リーグのオリオールズ入りが決まった和田毅投手(30)がこの活動の発起人。同投手が書いた「絆」の文字を中心に置いた色紙の展示は、仙台駅が来年1月5日までで、同10日から福島駅、同21日から盛岡駅で行われる。