楽天星野仙一監督(65)が7日、恩人たちと再会を果たした。

 昨年の久米島キャンプ初日、監督は歩いて宿舎へ帰ったが、途中で道に迷ってしまった。その際、「監督、どこに行くの?」と声をかけてくれたのが地元の小学生3人。宿舎まで道案内がてら一緒に歩いてくれて、事なきを得た。あれから1年。関係者の尽力で少年たちの居場所が判明した。全員が久米島中に進学し、野球部に入っているという。

 この日、3人がキャンプ地を来訪した。星野監督は「この子たちが私を助けてくれた人です」と笑顔で出迎えた。室内練習場の中に招き、嶋基宏捕手(27)の打撃練習などを間近で見学させた。喜友村佑貴君(13)は「勉強になりました。練習を頑張って、楽天に入りたい」と喜んでいた。