巨人須永英輝投手(27)が14日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、100万円ダウンの600万円でサインした。巨人の今年の契約更改1号だった。今年3月に左ひじの靱帯(じんたい)再建手術を受け、リハビリに費やす1年だった。「1年間、何も出来ないのはプロ野球生活で初めて。悔しさもいろいろあった。球団の人からは左投手が足りないのでチャンスあるから頑張れとの言葉をいただきました。1年間投げられず、リハビリしている目の前で、みんなが試合や練習し、野球に対して、もっと真剣になった」と話した。

 キャッチボール再開まで4カ月を要し、今月から立ち投げを始めた。「力も増え、指先にもかかるようになってきました。これを継続して、どんどん力を入れられるように頑張りたい」と来季の完全復活へ意気込んだ。(金額は推定)