巨人内海哲也投手(30)が24日、都内の児童養護施設「星美ホーム」を訪れ、子供たちにランドセルを贈呈した。今年で5年目を迎えた活動で毎年、奪三振数と同数のランドセルを贈ってきた。

 今季の121個を含め5年間で通算655個にまで到達。ただ、本人の「もっとたくさんの子供たちの喜ぶ顔が見たい」との強い要望で「来季からはイニング数と同じ個数にします」と、変更する。さらに目標として「200個。200イニングは夢ではないイニング。年間通して1度もローテを飛ばさずに投げ切れれば近づく数字だと思う」と、宣言した。

 選出が有力視されている来年3月のWBCについても出場に強い意欲を示した。「選ばれたら何が何でもという気持ちで、日本のためになれればと思う。なかなか日の丸を背負って戦うことはできない」と、意気込んだ。今季は巨人のエースとして2年連続の最多勝投手にもなり「野球人気が回復するためには世界一になることが一番、手っ取り早い。みんな見てくれると思う」とも話した。