元プロ野球近鉄投手の武智文雄氏(たけち・ふみお=)が1日午後8時20分、心不全のため京都市内の病院で死去した。86歳。岐阜県出身。既に家族葬を済ませた。

 岐阜商から大日本土木を経て近鉄入り。下手投げの右腕で50年に初登板し、55年6月19日の大映戦で史上2人目となる完全試合を達成した。

 54年には26勝(15敗)を挙げてパ・リーグの最多勝を獲得。実働13年で通算成績は100勝137敗、防御率は2・97だった。