中日元監督の杉下茂氏(88)が6日、OB森徹氏(享年78)の死を悼んだ。キャンプ訪問中の沖縄・北谷で「具合が悪いのは聞いていましたが、昨年12月の電話で『杉下さんこそ、年なんだから体を大事にしてくださいよ』と逆に励まされたばかり。

 その声が最後になりました。本当は順番じゃなきゃいけないのに、私より若い人が先に亡くなっていくのはショックです」と肩を落とした。中日では監督と主砲の関係で、「長嶋に負けない、引っ張って(サード)長嶋の頭の上を抜くんだと強気で強引な打撃が持ち味でした」と述懐。遠征などでは同じ部屋に寝泊まりしていたという。「苦手の内角を克服するために、球に当たることに慣れようとして、左腕を自宅の柿の木に何度もぶつけて頑張っていました」。不屈のファイターだった森さんの人柄をしのんだ。