開幕投手候補の1人、ロッテ古谷拓哉投手(32)が8日、石垣島キャンプで最多117球を投げ込んだ。

 投げ終わると川崎投手コーチとフォームのチェック。「キャッチャーに向かうラインにそって体重が乗って、ボールに力が伝えられているかどうかですね。まだまだです。60から70%くらいかな」。まだステップする右足が一塁方向に出てしまうことがある。その微調整を続けている段階だ。「変化球も球種は増やしませんが、軌道を少し変えてみようと思っています」。たとえばスライダーなら大きく曲がるもの、小さく曲がるもの、早く曲がるもの、遅く曲がるものなどだ。昨年は安定した実績を残した。今季は大変身ではなく、少しの変化がテーマになっている。